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TEAM STORIES

チームストーリー

A.O.

エアモビリティ機体開発部 全機グループマネージャー

1996年に名古屋大学大学院航空宇宙工学専攻終了。
川崎重工業で26年間にわたり固定翼航空機を始め、回転翼機、ロケットなどの多様な機種の空力解析(CFD:数値流体力学)、空力設計、風洞試験等に従事。JAXA、大学、Boeing等との様々な共通研究を主導し、後年は大規模な改造開発プロジェクトにおいて全機統合設計の取りまとめを担当した。2022年よりSkyDriveに参画。

※2023年12月11日インタビュー時点の情報です。

小学生の時に見た編隊飛行で航空宇宙に関心

経歴を教えてください。
山口県出身で、少年時代には近くに米軍基地があり、小学校の屋上で見たA-4スカイホークの編隊タッチアンドゴーが、航空宇宙に関心を持ったきっかけです。ラジコンカーやラジコングライダーの工作をするのが好きでした。模型ショップに入り浸っていました。

修士号を取得したのち、川崎重工業に26年間勤務しました。同社では、航空力学や回転翼機、固定翼機、ロケット、ミサイル、二輪車、新幹線などのプロジェクトに参加しました。概念設計から不具合対策まで、多種多様な空力現象を扱うことに喜びを感じていました。

その後、亜音速、遷音速、超音速、極超音速の空力設計プロジェクトを経験しました。過去数年では、開発プログラムに携わり、航空機の設計全般にわたる飛行力学、構造、航空電子工学に関する幅広い経験を得ました。また型式証明について関心を持ち、航空宇宙産業における最もチャレンジングな課題であると認識していました。

世界各国から集まるメンバーを指揮

− 現在はどのような業務をしていますか?
エアモビリティ機体開発部で全機グループのマネージャーとして、グループを率いています。私のグループでは、空力設計、飛行性能、飛行特性、空力弾性、荷重、ロータ構造設計、モデルベースシミュレーション、フライトシミュレータを担当しています。入社したきっかけは、SkyDriveが日本で唯一、「空飛ぶクルマ」の型式証明申請をしている企業であり、100年ぶりに欧米と競争することができることに刺激を受けたことです。

− どのようなところにやりがいを感じますか?
SkyDriveの中でも私のチームは世界各国からメンバーが集まり特に国際色豊かで、オンサイトや多国間でのリモート会議等、多様なワークスタイルです。毎日、毎週、毎月行われるミーティングでは、メンバーとの物理的・時間的なギャップを埋め、異なるタイムゾーンを越えてタスクを綿密に追う必要があり、そこにやりがいを感じています。また運用要求であるConOpsから機体構想を生み出して、機体を定義することに喜びを感じています。

− 入社後に苦労したことはありますか?
入社後は英語で技術的な話をする際に難しさに直面しました。特に、日常会話と技術的な議論で使われる用語には、微妙な違いがあります。また、チームのメンバーの大半は航空宇宙業界の出身ですが、自動車業界から来たメンバーもいるため、誤解を避けるために正確なコミュニケーションを取ることが重要となります。

− 今後の目標や将来の計画はありますか?
今後の目標は、チーフエンジニアとなり斬新なエアモビリティを市場に投入することです。

− 仕事以外に楽しんでいることはありますか?
私生活では、週末は息子をサッカーの試合に送り出す父親です。休日は、娘のピアノを聴いたり、旅行を楽しんだりしています。一番のおすすめスポットは、故郷の岩国市にある錦帯橋です。

候補者の方へ メッセージ

SkyDriveはダイナミックかつスピード感があり、エアモビリティの未来をデザインする最前線にいる会社です。チャレンジ精神旺盛で画期的な航空機開発をしたい方にとって、挑戦を後押しするベテランのプロフェッショナルとともに働く環境があります。
航空機の開発は欧米に遅れをとっていますが、eVTOLは100年に一度の競争をするチャンスだと思っています。一緒にチャレンジする方をお待ちしています。