「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「当社」)は、株式会社長大(本社:東京都中央区、代表取締役社長 野本昌弘、以下「長大」)と株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長 蓮輪賢治、以下「大林組」)と協働で、「空飛ぶクルマ」離発着場モデル作成を推進することをお知らせいたします。
■ プロジェクト推進の背景
当社は、「100 年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、「空飛ぶクルマ」と 30kg 以上の重量物を運搬できる「物流ドローン」を開発しております。2019年に日本で初めて「空飛ぶクルマ」の有人飛行に成功し、現在2人乗りの機体を開発しています。2025年に大阪ベイエリアにおいて「空飛ぶクルマ」を利用したサービスの開始を目指しています。
「空飛ぶクルマ」の実現には、離発着場の標準化が必要となってきます。長大は、明石海峡大橋や瀬戸大橋、レインボーブリッジなど日本各地や世界の橋梁設計を培い、世界の橋梁設計技術をリードする一方、ヘリポート付き病院の設計、環境アセスメントや道路騒音調査等、「空飛ぶクルマ」の離発着場構築にも繋がる事業を手掛けてきました。また、大林組は総合建設会社として国内外で数々の実績を残しております。長大と大林組は、空飛ぶクルマの産業創造、モビリティの進化を応援するという意向の元、離発着場の標準化の実現に貢献するべく、このたび、3者でのプロジェクトを推進する運びとなりました。
■今後について
現在、当社が持つ機体情報や機体に関わる必要設備に関しての情報や知見を基に、離発着場の標準化(日本版)に資するべく、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見及び技術を総動員した「空飛ぶクルマ」の離発着場モデル作成に向けた検討を行っております。
本検討で得られた経験をもとに、今年度より開催される「空の移動革命に向けた官民協議会 離着陸場ワーキンググループ(WG)」(※2)にて、「空飛ぶクルマ」のより良い実装のために提言を検討しております。
今後、エアモビリティ社会の実現に向けて、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見及び技術をご提供いただき、離発着場の標準化を推進するべく、プロジェクトを推進して参ります。
※1 空飛ぶクルマとは:明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)や UAM(Urban Air Mobility)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取組がなされている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても 2018 年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030 年代の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。
引用元:国土交通省(令和 3 年 3 月付) https://www.mlit.go.jp/common/001400794.pdf
引用元:経済産業省(令和 4 年 3 月付)https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/008_01_02.pdf
※2 2022年3月18日開催 第8回 空の移動革命に向けた官民協議会
資料1-2 次年度の官民協議会について
次年度の取組みの方向性 2.離着陸場WGの設立
引用元:経済産業省https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/008_01_03.pdf
■本件に関するお問い合わせ
株式会社SkyDrive
広報:https://skydrive2020.com/contact