『空飛ぶクルマ』※1を開発する、有志団体CARTIVATOR (以下 CARTIVATOR)と株式会社SkyDrive(本社:東京都新宿区 代表取締役 福澤知浩、以下「SkyDrive」)は、日本電気株式会社(NEC)、パナソニック株式会社、矢崎総業株式会社をはじめとする協賛スポンサー様が100社に至った事をお知らせいたします。本支援は空飛ぶクルマの開発推進に活用し、本2020年夏のデモフライトの実現と2023年の実用化を目指します。
ご支援くださっている100の企業様に心より感謝申し上げます。
※一部、先方の都合で掲載なしの企業あり
協賛スポンサー様の支援内容と応援コメントをご紹介いたします。
100社の企業様の支援内容の内訳は、資金提供58社、技術部品提供38社、出向という形で社員の方に実際に参画して頂いている企業様が4社となっており、あらゆる面から空飛ぶクルマの開発を支援いただいています。具体的な支援内容の一部を以下でご紹介いたします。
■日本電気株式会社(NEC)
支援内容: 飛行制御に関する技術検証支援
NECは、社会ソリューション事業で培った無人航空機の制御・管制や電波監視等の技術を活かし、飛行制御に関する情報交換および技術検証支援を行いました。また、空の移動革命に向けた官民協議会等の活動を通じ、空飛ぶクルマの社会受容性向上や新たな移動環境の実現を目指して連携しています。
ナショナルセキュリティ・ソリューション事業部 事業部長 藤井 幸一様
CARTIVATOR様のミッションである「モビリティを通じて次世代に夢を繋ぎたい」という言葉に感銘を受け、これまで支援をしてきました。
NECは、エアモビリティ領域において、新たな移動環境の管理基盤の構築を目指しています。今後もCARTIVATOR様・SkyDrive様との連携を強化することにより、安全・安心な次世代の移動環境の実現に向けた取組みを加速していきたいと考えています。
■パナソニック株式会社
専務執行役員 柴田 雅久様
試験飛行は着々とレベルアップし、カーゴドローンでは昨年12月に予約販売が開始されるなど、将来がとても楽しみになってきました。「空飛ぶクルマ」が空高く舞い上がり、新型コロナ感染影響で沈みがちな気持ちを吹き飛ばしてくれることを期待しています!
■矢崎総業株式会社
支援内容:空飛ぶクルマのワイヤーハーネス部品・試作
トヨタビジネスユニット 開発設計統括部 統括部長 森 重樹様
『モビリティを通じて次世代の人達に夢を提供する』というミッションに共感し、自動車用ワイヤーハーネスで培った、安全で安心な未来志向のつなぐ技術を、空飛ぶクルマの実現に向け支援しております。また弊社は、SkyDrive様とスポンサー初の出向契約を締結し、豊かな未来の実現に向け邁進しております。
■ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン株式会社
■ミズノ株式会社
支援内容:シートベルト、エアバック、チャイルドシート等の開発を進め、1世紀以上にわたり自動車の安全分野を開拓してきた、自動車安全分野のグローバルリーダーである、ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン株式会社と、スポーツ品メーカーであるミズノ株式会社がシューズのクッション性と安定性を両立させるためソール部分の基幹機能として用いる独自波形プレート『ミズノウエーブ』の技術を応用し、軽量高性能な「衝撃緩衝装置が内蔵されたシート」の共同開発。
ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン株式会社 技術本部 本部長 熊谷 雅義様
「今、無いものを創り出す」と言う思いに共感し、参加する機会を頂きました。多くのスポンサー様の一 員として活動でき誇りに感じております。クルマが空を飛んでも「人の命を守る」ことに変わりはありませ ん。次世代のモビリティ社会の安全をつくる! という「夢」を追う開発を、高い技術力をお持ちのミズノ様から良き刺激を頂きながら開発に取り組んでいける環境に、本当に感謝しております。このようなワクワクする貴重な機会を設けて頂いたCARTIVATOR様、SkyDrive様、ミズノ様に感謝申し上げると共に、未来への実安全の構築に向けて全力で取り組んで参ります。
ミズノ株式会社 グローバル研究開発部 技監 金子様
「空飛ぶクルマ」と「スポーツ品」と言うと一見何の関係もないように感じられると思います。しかし、ランニング等のスポーツ活動もヒトを移動させるという点で多くのモビリティーと共通点を持っているのです。
そして人体に加わるストレスを低減するという大切な役割は「空飛ぶクルマ」にも「スポーツ品」にも共通するものです。社外の学術会合でCARTIVATORチーフエンジニアの松橋様とお会いし、そのような世間話をしたことがきっかけとなり、今回の取組をスタートすることになりました。通常,ランニングシューズの緩衝性能はミッドソールと呼ばれるスポンジの物性によりコントロールされます。一方,ミズノウエーブはシューズに内蔵された波形のプレートの波長や振幅を調整することで性能をコントロールするものです。要求されるエネルギー吸収量や許容される荷重が決まればそれに応じた形状を決定することが可能です。この特性を生かして今回の安全装置の開発にたどり着くことが出来ました。SkyDrive様,CARTIVATOR様 がこれからもこの世界で先頭を走り続け、人間の可能性を更に拡大し、よりアクティブで活気のある社会を実現してもらえるものと確信しております。関係者一同これからも大きな喜びを感じながら「空飛ぶクルマ」の開発に携わらせていただきたいと思います。
■東京海上日動火災保険株式会社
支援内容:『空飛ぶクルマ』の試験飛行・実証実験に向けた、『空飛ぶクルマ』専用の保険を開発・ご提供しています。機体の運行に起因する第三者への賠償責任、機体の損壊、搭乗者のケガなどの補償で、『空飛ぶクルマ』の安心・安全な開発環境の構築をご支援します。今後も段階的に高度化していく飛行試験・実証実験や、その先の実用化に向けて、新たな法整備などに随時対応しながら、迅速かつ柔軟な商品開発を行い、ご提供して参ります。
航空保険部 理事 航空保険部長 宇井 秀夫様
弊社は、まだ日本に自動車が1,000台ほどしか走っていなかった1914年(大正3年)、「人とクルマの毎日を安心なものにしたい」という思いから、日本で初めて自動車保険の営業認可を取得しました。それから100年余り、『空飛ぶクルマ』についても、長年培った航空保険の経験・ノウハウを活かし、最先端のリスク研究と商品開発に挑戦を重ねております。今後の実用化、そして将来の拡大期まで、安心と安全をお届けすることを通じて、SkyDrive様、CARTIVATOR様の「空の移動革命」に向けた挑戦をお支えして参ります。
■ソニーピーシーエル株式会社
支援内容:3DCGやVFXを活用したプロモーション映像コンテンツの制作。
「空飛ぶクルマ”SkyDrive”のある未来-2030」など、空飛ぶクルマが実現する未来とその魅力を、短時間で直観的に伝える為のコンテンツを様々な最先端ビジュアルテクノロジーと合わせて提供します。