「空飛ぶクルマ」(※1)の開発およびドローン関連サービスを提供する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「当社」)は、北米最大級の航空機MRO (※2) 会社である、F&E AIRCRAFT MAINTENANCE (MIAMI), LLC(本社:米国フロリダ州、社長 カム・マーフィー、以下「FEAM Aero」)と、双方の事業開発および市場拡大に向け、機体のメンテナンスやトレーニング支援のサービス構築に関する業務提携の覚書を締結したことをお知らせします。なお、FEAM Aeroが、空飛ぶクルマメーカーと業務提携を行うのは当社が初めてとなります。
当社は、2023年に米国に子会社を設立し、さまざまな現地パートナーと積極的に協力し、米国での運航開始に向けてユースケースの開発や、米国の各州のニーズに対応したサービスの提供に取り組んでいます。
FEAM Aeroは、米国、英国、ヨーロッパなど52カ所に拠点を持ち、大手航空会社から貨物運送会社、プライベートジェット運航会社など70の会社による年間13万便以上のフライトをサポートしています。同社は次世代航空機として空飛ぶクルマに期待を寄せており、特に、日常の移動手段として空を気軽に活用する未来を描く当社に可能性を感じていただき、このたびの業務提携に至りました。
本提携により、両社は空飛ぶクルマの社会実装を目指し、地域空港を起点としたルートで多様なユースケースの開発に協力していきます。FEAM Aeroの整備、改修、運用サポートの豊富な経験と専門知識を活かし、空飛ぶクルマを既存の航空システムに円滑に組み込むことを追求します。
両社は空飛ぶクルマの保守・メンテナンス体制の構築を目指すとともに、環境に優しく信頼性の高いサービスを提供し、次世代の空の移動手段に新たな価値を創出していきます。
■コメント
株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩
FEAM Aero社との提携は、当社が開発する空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の保守・機体メンテナンス体制の構築のための重要な一歩であり、米国市場での空飛ぶクルマの社会実装に向けた大きな進展となります。本提携により、新たなユースケースのモデル化や、米国地方空港での既存交通システムへの円滑な統合を成功させることができると確信しています。
FEAM Aero 社長 カム・マーフィー
本提携は、FEAM Aeroが次世代航空モビリティ産業での役割を拡大するうえで、重要なマイルストーンとなります。私たちはこの産業が、空飛ぶクルマの技術によって革命が起きると信じています。SkyDriveとの協力は、FEAM Aeroのイノベーションに対する取り組みと、航空機メンテナンスにおけるリーダーシップを示しています。メンテナンスにおける私たちの専門性と、SkyDriveが描く、地域内での革新的な空の移動のアプローチを組み合わせ、次世代の航空業界をリードする最良のエコシステムを構築していきます。
■F&E AIRCRAFT MAINTENANCE (MIAMI), LLCについて
FEAM Aeroは、世界中に52の整備拠点を持つ、航空機向けライン整備のリーディングカンパニーです。30万平方フィートを超える4つのハンガー施設を所有し、1,500人以上の航空機整備技術者とエンジニアが、航空機を常に任務に就ける状態に保っています。FEAM Aeroは、技術訓練、グローバルAOGサポート(地上航空機支援)、技術支援サービス、ベースメンテナンスを含む包括的なMROソリューションを提供しており、70以上の運航会社の年間13万便を超えるフライトをサポートしています。FEAM AeroはEASA、FAAの認定を受けており、さまざまな国内外の航空当局からの承認も取得しています。www.feam.aero
※1 空飛ぶクルマとは:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。
引用元:国土交通省(令和6年4月付) https://www.mlit.go.jp/koku/content/001739488.pdf
※2 MROとは Maintenance, Repair & Overhaul の略称で航空機に関連する整備を行う事業のこと。
本件に関するお問い合わせ
≪株式会社SkyDrive≫
広報
https://skydrive2020.com/contact
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北米最大級の航空機整備会社のFEAM Aero社と業務提携_20241113