「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「当社」)は、2022年1月5日(水)~7日(金)まで米国・ラスベガスにて開催されている、世界最大のテクノロジー見本市「CES 2022」に出展しています。2020年に日本初、公開有人飛行試験を成功させた「空飛ぶクルマ」の有人試験機「SD-03」のフルスケール展示機を海外で初公開し、今後の海外展開を見据えて、海外でのニーズを把握いたします。
■当社ブースの様子
新型コロナウイルス、オミクロン株の猛威により、当初の見込みより全体の来場者数は少なくなってしまいましたが、当社の開発する「空飛ぶクルマ」の有人試験機「SD-03」を一目見ようと、多くの方に当社ブースにお越し頂いています。厳重な感染対策を実施した上で、密集を回避するブース運営を行っていますが、試乗希望者の列は絶えず、注目頂いています。来場者の方から「こんなに開発が進んでいた事を初めて知った」「自国でこれに乗れるのはいつ頃か」「デザインがカッコいい」等のコメントを頂き、海外での反応を直接、実感しています。
以下のURLに保存している写真と動画より出展の様子をご覧いただけます。写真と動画の利用をご希望の場合は、「©SkyDrive」のクレジットを使用の上、ご利用をお願いいたします
https://drive.google.com/drive/folders/1NJFPIV95KVElPoARKOFnzP3LgUJuFvA_
■「CES 2022」の概要
CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)は、1967年から毎年開催されている世界最大のテクノロジー見本市です。コンシューマー向けの新製品やプロトタイプも多く展示されています。2022年は米国でのリアル開催とオンライン形式での配信と、ハイブリッド開催されています。
会期 | 2022年1月5日(水)~7日(金) |
会場 | アメリカ合衆国 ネバダ州 ラスベガス The Venetian Expo (201 Sands Avenue, Las Vegas, NV 89169) |
主催 | Consumer Technology Association (CTA:全米民生技術協会) |
出展ブース | Eureka Park J-Startup / Japanパビリオン 出展エリア |
当社ブース番号 | 62102 |
URL | https://www.ces.tech/ |
※新型コロナウイルスの影響より、開催期日が1日短縮となりました。
■ 出展内容
2020年に日本初、公開有人飛行試験を成功させた「SD-03」のフルスケール展示機を展示しています。「SD-03」は、2025年にエアタクシーとして大阪ベイエリアでの事業開始を予定している「SD-05」の試験機です。「SD-03」で取得した数々のデータと知見が商用機となる「SD-05」の開発にフィードバックされています。
日付 | 会場 | 出展内容 |
1月3日(月) | 公式メディアイベント CES Unveiled Mandalay Bay Level 2 |
「SD-03」の1/7モデル |
1月5日(水)-7日(金) | CES 2022 J-Startup Pavilion (Eureka Park) |
「SD-03」フルスケール展示機 ※シートにお乗り頂けます |
「SD-03」の仕様
サイズ | 4.0m(全長)×4.0m(全幅)×2.0m(全高) |
最大離陸重量 | 約400kg |
駆動方式 | 2重反転の8つのモーター・プロペラ |
燃料 | バッテリー(電動) |
最高速度 | 40-50km/h |
最大飛行時間 | 5-10分程度 |
■ 今後の展開について
今後は、まずは日本にて、2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を予定しております。2022年1月4日に実施された、岸田内閣総理大臣年頭記者会見(※2)においても、「2025年に開催予定の大阪・関西万博に合わせて、世界に先駆けて空飛ぶクルマを実装するために、経済産業省や国土交通省関係省庁といった関係省庁だけではなく、民間業者、有識者、自治体等の関係者と一体となって、機体や運行管理の安全基準など必要な制度整備、さらには技術開発に取り組んでいきたい」とコメントがありました。今後も、関係者と協力しながら、実現に向けて開発を進めて参ります。
※1 空飛ぶクルマとは:明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)やUAM(UrbanAir Mobilty)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取組がなされている。(引用元:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/001400794.pdf)モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。日本では、2023年頃の事業開始、2030年の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。
※2 岸田内閣総理大臣年頭記者会見
引用元:首相官邸https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0104nentou.html
■本件に関するお問い合わせ
株式会社SkyDrive
広報:https://skydrive2020.com/contact