K.O.
コーポレート部 経理購買チーム リーダー
一橋大学法学部卒業。国内では都銀での営業職、輸入車キャプティブファイナンスでの事業開発職を経た後、ニューヨークで日系投資銀行のファイナンス部コーポレートアカウンティングチームヘッドを経験。2019年3月にSkyDriveに入社。
ビジネスが立ち上がっていく道筋が見える 常に変化に対応していくことが、やりがい
スタートアップならではの「常に変化に対応していく」面白さ
− 現在どのような業務をしていますか?
経理購買チームでリーダーを担当しています。チームでは研究開発用の部材や外注などの発注から納品管理、支払、これらの活動を仕訳処理し月次でB/S、P/Lをまとめること、これから始まる生産や販売活動の記帳の準備など、モノとお金が動くこと全てに関わります。これらを管理するためのプラットフォームの作成や、管理会計への対応、ERPシステムの設計などの業務もあります。
主に東京オフィスで仕事をしています。愛知の拠点や自宅リモートワークをしているメンバーもいるので、MTGは基本的にリモートです。
チームメンバーは、自分を含めて5人いまして、ほぼ毎日コミュニュケーションをとっています。
− どのようなところにやりがいを感じますか?
常に変化に対応していかなくてはならないということが、大変ですが、やりがいはあります。
例えば、SkyDriveは現状ビジネスが立ち上がっていく段階なので、ビジネスのフェーズに合わせて、適切な経理基準で記帳していかなければならないため、研究開発活動や事業化の実態を理解し、各専門家の意見を聞きながら、財務諸表に落としていく作業が必要になってきます。ビジネスの実態を数字で示すための管理会計への対応も必要です。
そして、事業が少しずつ成長していく道筋を追いながらスタートアップならでは発展段階を実感し、それに少しでも貢献できていることが感じられるのがいいです。今までのキャリアではなかった経験をさせてもらっていると思います。
米国の投資銀行ではコーポレートアカウンティングのヘッドを経験
− 今までのキャリアについて教えてください。
大学時代は法学部で国際関係論を専攻していました。スタートは経理の業務に直結する領域ではありませんでしたが、お金の流れがわかれば世の中の流れがわかると思い、新卒でみずほ銀行に入行しました。5年間、法人営業として、上場企業や中小企業のクライアントに融資、外国為替、デリバティブのご案内などの業務をメインにしていました。
社内では、特に仕事に対する姿勢については厳しく、社会人としての基本を覚えるのにはとてもいい環境でした。業務では、お取引先のビジネスを理解し、ご融資などの提案をさせていただき、金融を通じて社会の動きを学ぶなど、クライアントからも多くの勉強させていただきました。
5年後、スキルアップのために、未経験職種にも挑戦したく、フォルクスワーゲンファイナンシャルサービスジャパンという自動車の販売金融の会社に転職し、事業開発を担当しました。具体的には自動車の購入者専用の自動車保険をパッケージングして提供するなどの商品開発をしていました。
3年後、結婚を機に米国へ移住することになり、MUFG Securities Americas Inc.に入社しました。当初は、企画職でリエゾン(日本との連携)や予実レポーティングを担当。その後、経理部門(コーポレートアカウンティング)へ異動しました。
− なぜ、経理に異動したのですか?
日本で税理士資格のうち、基本の2つをパスしていましたし、USCPA(米国公認会計士)の勉強もしていたので、経理の業務に対する基本的な知識はありました。それら知識が直結する業務を行いたいと、自ら経理への異動希望を出しました。業務内容は、月次決算、年次決算、本社への連結レポートの提出、仕訳の自動化、月次決算の短縮化などのシステム設計など、新たな業務を経験することができました。
最後はコーポレートアカウンティングのヘッドを任され、言葉や文化が違うメンバー4人とチームとして働くことになり刺激的な毎日を過ごしました。ヘッドといっても、みんなに助けてもらうことが多かったですね。スケジュール感や方針を共有して、お互い考えを会話してサポートし合おうという方針にさせてもらったので、とてもいい環境でした。
その後、夫の駐在期間が終わった2017年に、日本に帰国しました。
財務諸表を読み解く面白さから、税理士やUSCPAの勉強を開始
− 様々な資格を取得しているようですが、資格取得をしようと思ったきっかけは何でしたか?
銀行の業務では様々な企業の財務諸表を分析することもあり、企業の状況が読み解けることが面白く、知識を深めたいと思ったことがきっかけでした。働きながら週末の時間を使って、勉強をしていました。
− どんな資格試験を受験しましたか?
日本国内では税理士の財務諸法論、簿記論の試験をパスしました。渡米してからUSCPA(米国公認会計士)の試験も科目合格しています。証券アナリストの資格も持っています。
資格試験をパスすることももちろん大事ですが、勉強する過程で多くの知識をつけることができたことが大きな収穫です。今の仕事にも役立っていて、勉強していてよかったと思っています。
新しい領域を切り拓くため頑張ってる人たちと一緒にやっていくのが面白い
− SKyDriveに入社したきっかけは何ですか?
MUFGでの経理の経験を日本でも活かしたいと思い、エージェント経由で紹介いただきました。
− 今まで大企業の経験のみですが、ベンチャーに対する不安はありませんでしたか?
安定したところで働きたいという価値観は持っておらず、自分のライフステージに合わせて、これまでの経験を活かせる場所で働きたいと思っていたので、不安はありませんでした。
− SkyDriveはどんなところですか?
最初は未知の領域の事業化に挑戦しようとしている人がいるというだけで、自分の発想を超えていて、純粋にすごいなという驚きがありました。様々な専門的なキャリアを持った人たちが集まって、このビジネスを事業化させるために能力を発揮している。自分も頑張らないと思わせてくれます。
それに、フラットで、役職関係なく意見などを交換できる環境です。
代表にも近いし、気軽に相談できます。「こうしたほうがいいのでは?」といった提案もします。風通しの良い職場です。
候補者の方へ メッセージ
専門知識のバックボーンがある方。とはいえまだまだ事業がどんどん発展していく段階なので、これから整えていかなければならない業務やフローを整理し、基礎から一緒に積み上げていってくれる人。そんな方々と一緒に働けたらと嬉しいです。