CAREER STORY #フィリップ シーン

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SkyDriveを市場のリーダーにし、非常に有能なエンジニアのチームを育て成長させたい。

Phillip Sheen (フィリップ シーン)
SkyDrive エアモビリティ事業部
全機・空力(くうりき)性能チーム リーダー
1990年、インペリアル・カレッジ・ロンドンの航空宇宙工学専攻を卒業。 卒業後、3大陸にまたがるさまざまな企業で民間および軍事プロジェクトに携わる一方、キャリアを中断しスキーと旅行に情熱を注いだ時期も。 主に飛行性能、制御法則設計、シミュレーションの分野に従事し、飛行試験にも携わった後、機体インテグレーションにおいてリーダーの役割を担う。 初期コンセプトから認証、製品サポートまで、航空機の設計サイクルの全フェーズを経験。 2021年8月、全機・空力性能チームのチームリーダーとしてSkyDriveに入社。

※2022年2月14日インタビュー時点の情報です。

全機・空力性能チームは、高い専門知識を持ち、非常に頭が良くて知的なメンバーが集まっていて誇らしい

− 現在どのような業務をしていますか?
私は、全機・空力(くうりき)性能チームのリーダーを務めています。

エアモビリティ事業部は、「空飛ぶクルマ」の製品の設計、開発、認証、納入を担当しています。全機・空力性能チームは、空飛ぶクルマの設計と製造を担当するエンジニアリングチームです。

役割としては、主に機体の外形を設計することです。
設計は我々だけで完結せず、他のチームの要件と併せて、強度などを考えて最適な形を設計し、最終的な外形を決めていきます。

全機・空力性能チームは、空力、空力弾性、飛行性能、荷重、騒音・音響、性能、シミュレーション、重量の専門分野が集結しており、社内の多くのチーム(構造、航空電子工学、推進、安全、飛行制御、飛行試験)や、社外のお客様とコミュニケーションを取りながら進めています。

私たちは航空機の全体像や機体を完成させるために必要な妥協点を理解しており、多くの情報やデータを他の技術チームに提供し、より効果的かつ効率的に仕事ができるような役割も担っています。

− 全機・空力性能チームは、どんなチームですか?
このチームは、かなり専門的な知識(「ロケットサイエンティスト」レベルの頭の良さ)を持ち、非常に頭が良くて知的なメンバーが集まっていて誇らしいです。
通常、私のような知識の少ない人にも自分のテーマを明確かつ簡潔に説明できるところが素晴らしいと思います。

− Sheenさんの役割を教えてください。
全機・空力性能チームのリーダーの役割は、時間、資金、技術面で与えられた制約の中で、お客様にとって最良の製品を設計するために、どうすればよいか?それを解決していくことです。
例えば、技術的なリーダーとしても個別のメンバーの技術を見たり、他チームとの調整をしていく。チームメンバーのモチベーションをサポートする。プロとして成長していけるようなサポートをする。といったことです。

− メンバーとの会話はどうしていますか?
メンバーとは基本的に英語で会話します。前職も基本は英語です。日本に7年いるのに日本語があまり上達していないのは恥ずかしいと思っていますが、さまざまなバックグラウンドの方とのコミュニケーションには英語がベースとなるのが実情です。
さまざまな国の方と仕事をしてきましたが、日本人は外国人を受け入れないということはなく、ウェルカムな感じでいてくれるので素晴らしいと感じます。

− 英語が話せないメンバーはどのようにコミュニケーションをとりますか?
英語が話せないメンバーとは、通訳さんがサポートしてくれます。
技術面ではジェスチャーとか図・資料、簡単な言葉で話してみたりして、それでも難しい場合は他のメンバーに頼むことで、99.9%意思疎通ができます。

航空宇宙エンジニアになりたいと思ったきっかけは、幼い頃に父に連れて行ってもらった航空ショー

− 経歴を教えてください。
イギリス出身で、ロンドンの大学(インペリアル・カレッジ・オブ・サイエンス・テクノロジー・アンド・メディシン)に進学し、1990年に卒業しました。 

− なぜ、航空宇宙エンジニアを目指したのですか?
幼い頃に両親と一緒に航空ショーを見に行ったことがきっかけだと思います。
父は60年代に航空宇宙プロジェクトに携わっており、定期的に航空ショーに連れて行ってくれました。幼い子供ながら、航空ショーで騒音、操縦、スピードなど、何かとても印象的で感動的なものがありました。

私の忘れられない思い出のひとつは、ウッドフォード・エアショーに何度も足を運んだ際に見た、アブロ・バルカンの展示です。
今にして思えば、これが航空宇宙エンジニアになりたいと思った大きな理由のひとつだったのかもしれません。

 美しく優雅なものと同時に、複雑でパワフルで、どこか神秘的なものに関わることができる。 航空機の仕組みは知っていますが、何トンもの金属や文字通り何百万もの部品が、人を乗せて空を飛ぶのを見ると、やはり驚くべきものがあります。

エアロスペース社やボーイング社で活躍後、業界を3年離れ、スキーをしながらバーテンやスキー場などで働いていた経験も

− 職歴を教えてください。
大学卒業後、よく航空ショーを見に行っていたウッドフォードにあるブリティッシュ・エアロスペース社に就職し、 空力部門の安定性・制御チームで5年間働き、ATP、ジェットストリーム41、BAe125-1000、Avro RJなど、さまざまなプロジェクトに携わりました。
飛行試験チームで働いていた時期もありました。 また、社内では制御則の設計を任され、2人の博士課程の学生の産業界での監督を務め、FbWに関する国際研究プロジェクト(GARTEUR)にも協力しました。

その後、ボーイング社で737「クラシック」チームに所属し、インシデントやアクシデントの調査をサポートしていました。飛行試験の計画や、NTSBとの話し合いのサポートなどに携わりました。2つの大企業の仕事のやり方やスタイルを比較することは興味深く、どちらも非常にプロフェッショナルで、よく組織化され、構造化されていますが、アプローチは異なっており、ここから多くのことを学びました。

その後、ボーイング社は規模を縮小し、ある火曜日に「金曜日以降は仕事がない」と言われました。 ちょっとしたショックでしたが、どうすることもできませんでした。

− その後転職はできましたか?
いえ、結局3年間は業界を離れました。1998年の秋のころ、イタリアでは当時の雇用市場はあまり良くなかったので、冬はスキーをしながらバーテンやスキー場で働き、夏はヨーロッパ、東南アジア、オーストラリアを旅して、生活費を稼ぐためにさまざまな仕事を見つけながら、人生を楽しみ、素晴らしい思い出を作りました。

− なかなかない経験ですね。振り返るとどのように感じますか?
このような機会に恵まれたことは非常に幸運だったと思います。
物事を違った角度から見ることができ、さまざまな背景や人生へのアプローチを持つ多くの人々と出会うことができました。 
大学で教育を受けたエンジニアという非常に「特権的」な世界に身を置くことは簡単ですが、それは大多数の人の現実ではないと考えています。

− 復帰後のお話を聞かせてください。
2000年の後半、人材派遣会社からイタリアでのエンジニア職の連絡を受け、Aermacchi社で復帰しました。その後、ピアジオエアロスペース社を経てボンバルディア・エアロスペース社から声がかかり、Cシリーズの開発と認証のためのチームに参加しないかと誘われました。

最初は設計チームに所属し、その後フライトテスト部門に異動して、航空機の操縦性能評価を担当して飛行試験プログラムをサポートしました。
私はTMルーム(テレメトリー)で初飛行をサポートしましたが、これは航空宇宙業界でのキャリアで非常に特別なことで、とても幸運だったと感じています。
チームはさまざまな経験や経歴を持つ人たちで構成されており、飛行試験が進むにつれてチームが成長し、絆が深まっていく様子を見るのはとても素晴らしく、非常にやりがいのある仕事でした。

パイロットやフライトテストエンジニアとは、率直で正直な素晴らしいコミュニケーションがとれたおかげで、効率的に仕事を進めることができました。 5年かかりましたが、仕事を成し遂げるためには、優れた技術的知識や理解だけでなく、良好な人間関係が必要であることを再確認しました。
また、異なる文化的歴史に基づいた一連の考え方やプロセスを学び、それに適応しなければなりませんでしたが、ほとんどの人が正しいことをしたいと思っていることもわかりました。

以前から行ってみたいと思っていた日本へ

− 日本で働き始めたきっかけを教えてください。
CSシリーズの初号機が認証された直後、私は人材紹介会社から名古屋のMITACでの仕事を打診されました。 日本は以前から行ってみたい、働いてみたいと思っていた場所だったので、この機会に飛びつきました。 

2016年に入社し、最初は飛行特性チームに所属していましたが、すぐにエアクラフトインテグレーション部門の、特に外国人社員の採用・マネジメント活動に携わるようになりました。 同時に、技術的な業務も継続し、いくつかのチームの技術的な権限や、問題解決や学際的な議論を行う部門の代表者にもなりました。

SkyDriveを選んだのはビジョンとパッションを持っていたから。より多くのことに関わり、新しい分野で、新しい挑戦をしたいと入社

− SkyDriveに転職したきっかけを教えてください。
MRJでプロジェクトが中断することになり、知り合いのMark(NY在住、SkyDrive社のR&D担当)に相談したところ、SkyDriveを紹介していただきました。とてもチャレンジングなプロジェクトだと思い、自らWebサイト経由で応募しました。

実は、SkyDriveからオファーをいただいた時、別のスタートアップの企業からオファーをもらっていて、大変悩みました。
私がSkyDriveを選んだのは、SkyDriveはビジョンとパッションを持っているからです。会社の規模がまだ小さいことも私にとっては良い点でした。大きな組織に比べると小規模の会社は、会社の成長に伴い、仕事面でも個人面でも、人として成長し拡大する機会が多いと感じます。それにプロジェクトの全体像や問題点を把握することができるだけでなく、自分の貢献度がより直接的で重要なものになるため、成功への関与をより強く感じることができます。 私は、より多くのことに関わり、新しい分野に入り、新しい挑戦をしたいと思っており、SkyDriveがピッタリだと感じました。

− SkyDriveでの日常を教えてください。
今は、基本的には週3日出社し、週2日は自宅で仕事をしています。
出社の日は基本的に早起きして通勤に約1時間をかけて出社します。チームメンバーとミーティングやディスカッションをしたり、個人のワークをしたりと日中を過ごします。

平日は、子供たちを迎えに行き、夕食の準備をして、子供たちと一緒に過ごします。 買い物をしたり、運動をしたり、日によってはテレビを見たりして過ごします。 通常、10時半頃には就寝します。

− SkyDriveはどんな会社ですか?
社内には非常に強いチームスピリットがあります。
人間関係は良好でフレンドリーでオープンです。 さまざまなクラブが数多くあり、いつでも楽しく過ごすことができます。

バックオフィスでは、メンバーの能力を最大限に引き出すためには、仕事と生活のバランスをとる必要があることを理解し、それをサポートしていますし、従業員がどこでどう働くかについても、柔軟に対応していると思います。

− SkyDriveに入社前と入社後で印象は変わりましたか?
SkyDriveに入社した後の印象は、入社前におおよそ想像していた通りです。

日々の議論の中で、成功や成長を望む雰囲気を感じます。その情熱は入社前に想像していたよりも少し強いかもしれません。

小さな組織でありながら、急速に成長しており、 柔軟性と適応性があります。 この組織は、経歴や経験が大きく異なる人々で構成されており、独自のアイデンティティーや文化を形成していると感じます。

SkyDriveを市場のリーダーにしたい。そしてチームや会社に貢献できていると感じられるよう、自分の仕事に誇りを持ちたい。

− SkyDriveではどのようなキャリアを積みたいですか?
私の目的は、お客様のために複数の空飛ぶクルマを開発し、SkyDriveを市場のリーダーにすることです。そして非常に有能なエンジニアのチームを育て、成長させたいとも思っています。
自分の仕事を楽しみ、一緒に働くチームや会社に何か貢献できていると感じられるような仕事をして、毎日自分の仕事に誇りを持ちたいと思っています。

− どんな人がSkyDriveで活躍すると思いますか?
親切でよく働き、技術的に経験がある方で、チームで働くことができる方。そして他のメンバーを信頼して働ける方がピッタリだと思います。柔軟で、ポジティブな人がいいですね。

ー最後に応募者にメッセージをお願いします。
SkyDriveは小さな会社だから色々な経験ができるので、全体を見ることができるのが楽しいと思える方とはぜひ一緒に働きたいです。ご応募お待ちしています。

候補者の方へ メッセージ

新しいことにチャレンジすることを恐れない人は、 SkyDriveで活躍してくれると思います。
旅行や配送などの実用化に向けた商用ドローンの市場はまだ始まったばかりで、多くのルールや技術がまだ確立されていません。
親切で理解力があり、創造的な発想ができる方と一緒に働きたいです。
お待ちしています!

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