「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO福澤知浩、以下「SkyDrive」)は、一般社団法人MASC(本社:岡山県倉敷市、理事長 井上峰一、以下「MASC」)と、2023年11月10日に、空飛ぶクルマ購入予約に関する覚書を締結したことをお知らせいたします。本覚書により、現在開発中の空飛ぶクルマの商用機「SKYDRIVE(SD-05型)」のプレオーダーを合意しました。
2023年11月10日に倉敷市にオープンした「くらしき空飛ぶクルマ展示場」で行われた調印式の様子 左から、株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩、一般社団法人MASC 理事長 井上峰一(敬称略)
■本締結の背景と今後の取り組み
SkyDriveは現在、軽量で電動、3人乗りの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の開発に取り組んでいます。2022年4月に型式証明審査の適用基準を国土交通省と合意し(※2)、型式証明取得を目指して開発を推進しています。
MASCは、岡山県倉敷市水島地区での航空・宇宙分野の先端技術活用による産業集積を実現して、地域に新たなビジネスを創出し、地域社会に貢献することを目的とする未来価値創造団体で、地域内外の企業や自治体との連携により、特に空飛ぶクルマサービス事業の実現に向けて積極的に取り組んでいます。また、国内初となる空飛ぶクルマの実機を常設した専用展示場「くらしき空飛ぶクルマ展示場」を建設するなど、社会受容性や認知活動にも積極的です。この度、岡山を中心とした瀬戸内エリアでの実装を念頭に、購入予約のお申込みをされました。
今後、SkyDriveとMASCは、瀬戸内での空飛ぶクルマの活用を本格化すべく、すでに検討が進められている岡山市や玉野市、瀬戸内海の島々を結ぶルートで観光を中心とした商業運航を目指し、具体的な航路検討を自治体および地元企業と連携して推進して参ります。
■代表コメント
一般社団法人MASC 理事長 井上峰一 様
MASCでは、航空宇宙産業のDNAがあるここ倉敷・水島に、新しい基幹産業をつくろうと平成29年から取り組んできました。この度のSkyDrive様の機体購入、並びに、商業運航を目指した連携によって、瀬戸内エリアのみならず、国内外でも先進的な取り組みが実現することを期待しています。特に多くの子どもたちに、先端技術を知ってもらい、興味を持ってもらえることを願っています。
株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩
MASC様とは、これまでも瀬戸内を中心とした空飛ぶクルマの社会実装について積極的に協議を行ってきました。この度のプレオーダーに関する覚書の締結による新たな連携で、さらに実現性が高まります。また、瀬戸内海に浮かぶ島々は、豊かな自然や景色が楽しめる観光資源である半面、移動に不便が付き物と言えるため、空飛ぶクルマの普及による課題解決や、将来的なビジネス創出にも期待できます。「空飛ぶクルマ」で広がる未来をこれから一緒に作っていけることを楽しみにしています。
※1 空飛ぶクルマとは:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。
引用元:国土交通省(令和5年3月付) https://www.mlit.go.jp/common/001598463.pdf
※2 型式証明活動に関する当社プレスリリース https://skydrive2020.com/archives/9238
本件に関するお問い合わせ
株式会社SkyDrive 広報
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