「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「SkyDrive」)は、2023年11月、設計部門を中心とした開発拠点を、県営名古屋空港内(愛知県西春日井郡)に移転した事をお知らせします。なお、本社および飛行試験等の開発拠点はこれまで通り豊田市となります。
■オフィス移転の背景
SkyDriveは、2018年7月に設立し「空飛ぶクルマ」を開発しています。2019年に日本で初めて「空飛ぶクルマ」の有人飛行に成功し、現在、型式証明取得(※2)に向けた機体開発を推進しています。着実に開発が前進する中、メンバーは400名を超え、オフィス拡張が必要と考えました。
また、SkyDriveは、愛知県とあいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」を推進し(※3)、ドローンや空飛ぶクルマ等の「空」モビリティ社会実装の早期化を目指しています。このような中、愛知県が募集した県営名古屋空港旅客ターミナルビルの利活用事業に応募し、採択されましたので、名古屋空港内にオフィスを移転する運びとなりました。(※4)
名古屋空港には、国土交通省の航空機技術審査センターがあり、これまで以上に頻度の高い密な連携が可能になります。型式証明取得に向けた活動を、確実でスピードのあるものにして参ります。
■新オフィスのコンセプト
1.Beyond Borders:
「Beyond Borders」は、SkyDriveのValueです。自分の「常識」、自分と相手の「価値観の違い」を超えて成果を出す事を意図しています。当社には、日本に留まらず、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・カナダ・ブラジル・インド・トルコ・韓国など、世界各国からスペシャリストが集まり働いています。さまざま生活習慣・企業文化のバックグラウンドを持つメンバーが、互いを知り、尊重しあえるよう工夫をしました。カフェスペースを設け、その隣には、通訳メンバーの席があり会話を促進します。フロアを横断する通路にはThanksカードが置かれています。また礼拝スペースを設置しました。
2.One Team:
従業員数や部署数が増えても、SkyDriveがワンチームとして一致団結出来るよう、情報の透明性とスピードを意識した空間や仕組みを用意しました。クイックにミーティングが出来るよう丸テーブルやソファを点在させました。間仕切りを無くし、ワンフロアのレイアウトを実現、また、席は部署で区切らず、中央にはマネージャー島を設置、部署を越えた議論や判断のスピードを追求しています。
3.Unwavering Vision Pursuit:
当社のビジョン「空を、走ろう。」は、自動車のように身近なエアモビリティ“空飛ぶクルマ”の製品と社会を創造する事であり、決して簡単な開発ではありません。困難と対峙する日々の中で、ビジョンを常に意識し続けられるように、フロア中央には、1/5スケールのSKYDRIVE(SD-05)を置き、また滑走路を一望できるレイアウトにし、全員が常に空と航空機を意識しながら働くことができる空間としました。
■新オフィス概要
名称:名古屋空港オフィス
所在地:愛知県西春日井郡豊山町大字豊場 県営名古屋空港2F
アクセス:名古屋駅から直行バス約20分
※1 空飛ぶクルマとは:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。
引用元:国土交通省(令和5年3月付) https://www.mlit.go.jp/common/001598463.pdf
※2 型式証明活動に関する当社プレスリリース https://skydrive2020.com/archives/9238
※3 あいちモビリティイノベーションプロジェクト「空と道がつながる愛知モデル2030」連携協定について
引用元:愛知県 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/innovation-kikaku/soramichi2023-3.html
※4 愛知県 県営名古屋空港旅客ターミナルビル 利活用事業者決定について
引用元:愛知県 https://www.pref.aichi.jp/press-release/terminalresult2023ss.html
本件に関するお問い合わせ
株式会社SkyDrive 広報
https://skydrive2020.com/contact